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「寝春では何がおいしいですか?」 よく尋ねられる。そう、日本でなら「寿司」に「てんぷら」と、とにかく定型の答えがある。でも、多くの人には寝春社会と日本社会の形態の違いは想像しにくい。だからこの答えには窮する。 寝春の食事はただ一種類だ。 明けても暮れても、ダルバートタルカリ、ダルバートタルカリ …。 寝春の田舎を尋ねる日本人旅行者はほとんど、まずこれにまいる。2日もたつと、 「何でもええからカレー味でないものをくれ〜!!!」 もちろん、他のものを食べる手段もある。
ダルは豆のスープ。バートは炊いたご飯。タルカリは野菜の煮付け。これを下の絵のような器に盛って出す。余談になるが、どこかで「カレー」の語源は何か、というクイズが出されていた。正解は知らないが、たぶん「タルカリ」の後半を取ったものだと推察する。かようにタルカリはカレー味だ。日本のカレーよりはるかにスパイスの種類が多く、小麦粉を入れないのでさらっとしている。暖かいご飯にダルとタルカリをかけて、ぐちゃぐちゃと混ぜて手で食べる。天下の美味である。手は味を感じることもできるというから、この原始の才能を生かすことができれば、これは最も高度な食事方法(衛生面を度外視して)だということにも納得できるだろう。 食事は「カナ」という。動詞「食べる」の原形は「カヌ」。 寝春人がにこにこして「カナカエコ?(食事した?)」と聞く。よけいなお世話と思ってはいけない。これは挨拶だ。魅力いっぱいの笑顔で「カエコ」と答えよう。 ちなみに「セワ」は寝春語でも同じ発音で同じ意味。世話が仏教用語ならたぶん同じことばで、その辺を調べてみたがよくわからなかった。
発音 単語
マスは肉類のカレー煮付けで、山羊、鶏などが多い。食堂では別注文でとれるが、一皿で定食全部と同じぐらいの値段がする。庶民の家では滅多に食べられない。肉と野菜を混ぜて煮たり、肉類を混ぜて煮たりする習慣はない。魚はマツァというが、大都市を離れるとほとんど食べられない。 文法 カヌを例に取ったが、動詞の原形はヌの音でおわる。これに子音sをつけると普通程度に丁寧な命令形になる。カヌスは食べなさい、または、食べてください。与えるはディヌだから…
例文
作文 「食事をどうぞ」と言ってみよう。(ヒント:「食事を食べなさい」でよい) きまぐれ連載講座、今回はここまでとしましょう。作文の解答?さあ? 次回はいつ?さあ? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

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Bridge to Nepal ネパールへの架け橋
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