ここは 「まほろば書簡 第7号」
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1999年 7月25日 作成




まほろば書簡 第7号   1989年 9月10日発行



総会報告

   6月24日(土)に橿原市にて、1989年度の奈良県OB会総会が行われました。昨年よりも多い15名のOB・OGの参加を得ました。ペルーからの洋裁技術の研修生スサーナ・セルシア・マルテルリンドさん(川西OG宅に下宿しながら藤影学院に通学中、来年の1月まで日本に滞在)の特別参加もありました。
 先ず、反田会長より昨年度の事業報告がありました。主な事業は、5月青年海外協力協会総会・代表者会議への出席、6月奈良県OB会総会、春と秋の募集説明会、8月国際青年の村参加青年受け入れ(実行委員長高田OG)、10月シルク博での国際協力事業団パネル展への参加、11月佐久間さん(57年3次隊任期中に死亡)への慰霊、12月ユニセフ募金、2月留守家族会、3月奈良県国際青年の夕べへの参加、奈良県OB会誌「まほろば書簡」2回発行、小尾OB著「ピッパルの木陰」販売協力です。
 続いて今年度の事業・活動計画の提案がありました。近畿ブロック会議や青年海外協力協会総会・代表者会議への出席、春秋の募集説明会、帰国報告会、奈良県出身隊員の赴任と帰国に合わせての歓送迎会、役員会、講師派遣、会誌発行、任国での活動の様子のパネル作製、研修生との交流といった例年の事業が承認されました。今まで2年に1度行われていた留守家族会を、奈良県出身隊員の増加により毎年行うことを決めました。8月の近畿高等学校国際交流セミナーへのパネル展参加、11月の留学生の集い、東南アジア青年の船の受け入れへの参加を決めました。また、阪本副会長より、青年海外協力協会総会・代表者会議の報告があり、奈良県で活動費をねん出できるような新しい事業を進めていくという提案がありました。ここ2年ほど懸案になりながら実施されていなかった奈良県版協力隊体験作文集の作製、フォスターペアレントへの参加を進めていくことになりました。また、OB会の規約を作る提案があり、1年間試行の期間を設けることになりました。


  ホンデュラスと私
                               K・Y
 「私、協力隊でホンデュラスに行くことになってん。」
2次試験の合格をもらって、友人や知り合いにそう告げると、かえってくる言葉は決まって
「それ、どこの国?」
 私自身、以前は全く知らない未知の国でした。1年ほど前、ニカラグアとの緊張が騒がれた時、少しは知名度が上がりましたが、今はまた忘れられている状態。友人曰く、
「なんや、怪獣みたいな名前やね。」
そう言われてみれば確かにそんな気もします。
 アメリカ大陸と言えば、カナダ、合衆国、メキシコ、パナマ、ブラジル、アルゼンチンにチリ、といったところを思い出しますが、ホンデュラスの位置は南北の大陸をつなぐ細くなった所で、アメリカ大陸を縦断するときは必ず通る重要な国。といっても、他の中南米諸国と比べると、はるかに劣る貧乏国。主な産業はコーヒー豆、バナナ等の農業と山岳部の林業。
 原材料を輸出し、できた製品を輸入するので物価は高い。日本車や日本メーカーの電化製品も売られ、日本の物は、質はよいが値段も高いというのが一般的な評価です。
 しかし、日本はどこにあるかを知らない人が多く、
「日本人は中国人と同じか?」「日本は韓国と別の国か?」「ホンコンからきたの?え、違う?じゃタイから来たの?」……etc.……
道を歩けば「チニータ!!(中国人)」と声をかけられる事もしょっ中でした。しかし、日本人でホンデュラスを知っている人が少ない以上、ホンデュラス人だけを責めるわけにはいかず、
「私は中国人でも韓国人でもなく日本人なんだよ。」
と答えていました。
 協力隊参加によって、ホンデュラスは私の第2の故郷となりました。隊員時代は現地の人々に日本を知ってもらおうとしたのと同様に、帰国後は隊員OGとして日本の人々にホンデュラスを知ってもらえる様、両国のパイプ役になれたら幸いだと思っています。


  近畿国際交流「サマーキャンプ」
   8月5、6日に青年海外協力協会OB部会近畿ブロック主催の近畿国際交流「サマーキャンプ」が京都府舞鶴市の青少年の島(戸島)にて行われました。大阪のJICA研修センター(茨木市)の外国からの研修生9人に、近畿在住の協力隊OBとその家族、協力隊担当の京都府の職員など、約70名の参加でした。
 5日の朝にJR茨木駅に集合し、バスで舞鶴に向かいました。バスの中で自己紹介等の交流をし、途中のサービスエリアで昼食休憩の後舞鶴に着きました。船で戸島に渡り、準備で先に島に来ていた京都のOBと合流しました。戸島は舞鶴湾内にある無人島で、キャンプが出来る設備が整えられています。
 夕食で研修生に自分の国の料理を作ってもらいました。夜にキャンプファイヤー、花火を楽しみました。ろうそくの火のもと、現地語を交えての会話が続きました。闇夜に光る目、「島の住人」であるたぬきがテントの近くまで餌を求めて来ました。
 6日は起床、体操、朝食と続き、食後になわとびやビンゴゲームのレクリエーション。片付けをして昼前に島を離れました。バスに乗り、舞鶴湾が見える保養センターに昼食と入浴のために寄った後、夕方に昨日の集合場所に帰ってきました。


  近畿高等学校国際交流セミナー
 8月16日から18日まで、上記のセミナーが天理市敷島島ヶ原詰め所にて行われました。近畿各県の高校から留学生も含めて、生徒と教師が約180名(高校生110名、教師70名)が集まりました。3日間で講演、グループ別のディスカッション、奈良県内の見学やキャンプファイヤーといった日程をこなしました。
 反アパルトヘイト等のパネル展と共に、OB・OGの活動中のパネルを展示しました。反田会長がこのセミナーの事務局長で、JICA関西支部の後援もあり、3日間のセミナーの中で、協力隊予備軍と言える高校生に協力隊の宣伝がうまく出来たのではないでしょうか。


  清水悟OB 近畿ブロック理事へ
 前会長の清水悟OBが4月から近畿ブロックの理事に就任しています。近畿のOBのまとめ役として、全国組織の青年海外協力協会とのパイプ役としての活躍が期待されます。


  新役員の紹介
 6月の総会で決まった新役員を紹介します。OB会の規約の試行期間のため、以前と変わっているところがあります。
 反田会長、阪本副会長は留任、小尾副会長は事務局長へ。高田副会長はアメリカへの留学準備のために職を離れました。新しく次の人が役員になりました。
副会長 矢野桂子
顧問  笹田岩生  浜辺好子  浜辺武  清水悟


  編集局より
 昼はまだ暑いですが、夜の虫の声に秋の訪れを感じる季節となりました。6月の総会で決まりました、奈良県OB会の体験集を作り始めます。詳細は別紙でお知らせしますので、寄稿の御協力をよろしく。また、「まほろば書簡」作成への御協力もお忘れなく。



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奈良県青年海外協力協会