加害者が自分の行動を振り返ってくれるということが、全ての加害者に言えれ
ば、被害者にとってそれほど嬉しいことはありません。
しかし、私はずっと、加害者を憎み続けています。彼等が私に与えた苦痛と、
それが後の私にどれだけ影響を与えているかということを、彼等はきっと
理解していないし、(それは当たり前)振り返ったとしても反省など決してしな
いと思っているからです。
それどころか彼等加害者は、被害者に「いじめ」をしたという自覚もしていな
いかもしれません。自分が1人の人間にどれだけ大きな傷を与えたかということ
も、決して分かっていません。被害者が、面と向かって加害者に自分の胸の内を
吐露しない限り。
私も言えなかった。なぜ言えなかったのか。今になって後悔しても、しょうが
ないかも知れない。だから言います。今、いじめにあっている人、加害者に意見
しましょう。勇気を出して、抵抗しましょう。登校拒否をする前に、自分がどれ
だけひどく傷付いているかを、加害者に思い知らせてやりましょう。
彼等は、今は分かってくれないかもしれない。でも、あなたの言葉は言葉とし
て、彼等の耳に残ります。きっと、将来思い出してくれるでしょう。
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